お金を掛けずに天体写真ブログ

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直焦点撮影を越える、焦点距離10000mm超のウルトラ望遠撮影。

望遠鏡を使った写真撮影には主に3つの方法がある。

1.コリメート撮影
2.直焦点撮影
3.拡大撮影

(リレーレンズ法、プロジェクション法、引き伸ばし法とも呼ばれる)

それぞれの違いは以下の通り。

1 対物レンズ---接眼レンズ(アイピース)---カメラレンズ---カメラボディ

2 対物レンズ---カメラボディ

3 対物レンズ---接眼レンズ(アイピース)---カメラボディ

 

拡大撮影はコリメート撮影と異なり、アイピースから出た像をカメラの撮影素子に直接投影する。拡大率はアイピース~撮影素子間の長さにより決まり、長いほど拡大率が大きくなる。

 

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これは従来の直焦点撮影(1600mm)。1kmほど先の鉄塔。普通に大きくは写っている。

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こちらが拡大撮影。焦点距離10000mm超の世界、容赦なくデカい。

 

直焦点撮影比の拡大倍率=約6.8倍

・約70mm(アイピース~撮影素子間の距離)/9mm(アイピースの焦点距離)-1

合成焦点距離=10880mm

・1600mm(APS-Cデジカメ撮影での望遠鏡焦点距離)×6.8(拡大倍率)

合成F値=106

・10880mm(合成焦点距離)/102mm(対物レンズ口径)

 

ピントが恐ろしくシビアで揺れにも敏感なので撮影はより難しくなる。

F値がえらく大きな数字となっているので暗い天体は無理。普段数十~数百分の1秒のシャッタスピードで撮る、明るい月面の拡大や木星の模様などが撮影できることを期待する!

なぜか普段は写りこまないゴミ、ホコリが沢山写っている。

このゴミは一体どこについてるゴミなんだ・・・?

 

ボディ CANON EOS KISS DN(6000円)

望遠鏡
セレストロン NexStar102GT(18500円)
口径 102mm
焦点距離 1000mm

アイピース PL9mm(1200円)
Tリング(900円)/拡大撮影用接続チューブ(1200円)