お金を掛けずに天体写真ブログ

高価な機材を用いることなく、ある程度の星空や天体を撮ることを目的としたサイトである

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スピカと火星。

火星が見やすい位置に。

夜9~10時ごろに南東の空にあるおとめ座スピカ&火星

もっぱら屋内から星を見たり撮ったりするので、

自分にとってはちょうど「見やすい」位置なのである。

火星は4/14は地球に小接近するらしい(「小」ってのが微妙だが)。

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マイナス等級で輝く赤茶色い火星と1等星の「真珠星」スピカの競演は大変美しいですナァ。

西には沈み行く木星、東には遅れて昇ってくる土星

惑星観察三昧ダァ~~!

 

ちなみに写真は3/3撮影のものなので今はちょいと位置関係が変わっていると思う。

DATA

ボディ CANON EOS KISS DN(6000円)
レンズ CANON EF50mm f/1.8Ⅱ(9000円)
フィルター Kenko MCプロソフトンB(ソフトフィルター)(500円)
シャッター速度 8秒×
絞り F1.8  ISO感度 800
焦点距離 50mm(35mm判換算80mm)

 

マイナー星座列伝~かんむり座編

今年の冬は・・・

北陸の今年の冬は異常に雪が少なかった。

普段なら家の前にスベリ台とカマクラを作るのが恒例になっていたのだが

最大でも5~10cm程度しか積もらなかった。ギャフン。

 

星空も綺麗に見えた日が少なかったように思える。

去年まだ一眼レフカメラを持っておらず、「見るだけ」だったので

天体写真撮影に不向きな空でも「星が見える」と感じていたからかもしれない。

今では「写真に写してナンボ」なので、星に対してピュア(?)でなくなってるのかも!?

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うしかい座に次いで東の空に上がってくるのがかんむり座

坊主頭のようにクルリと丸まった形がプリティーな星座だ。

 

中心星アルフェッカは2.2等級なので明るく目立つがその他は4~5等星レベル。

当地からでは肉眼でも星座の形がはっきり分かることが多く、

個人的には大好きな星座。

だが光害地ではアルフェッカしか見えないだろうから、やはり永遠のマイナー星座だろう。

DATA

ボディ CANON EOS KISS DN(6000円)
レンズ CANON EF50mm f/1.8Ⅱ(9000円)
フィルター Kenko MCプロソフトンB(ソフトフィルター)(500円)
シャッター速度 8秒
絞り F1.8  ISO感度 800
焦点距離 50mm(35mm判換算80mm)

マイナー星座列伝~かみのけ座編

天気悪いナァ・・・

北陸の冬は基本、雪と曇り。

たま~に雲が切れると、それはそれは素晴らしい星空を見せてくれるのだが

今年はまともに星が見られる日が少ない気がする。

前回の書き込みから1ヶ月も経ってしまった!トホホ。。。

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しし座おとめ座の間にあるのが、かみのけ座

写真中央の星粒たちがそうなのであるが、星座線すら引かれないのが普通である。

肉眼ではぼんやりと見える程度だが、双眼鏡では密集した星々が綺麗に見える。

この散開星団のようなもの(実際散開星団だっけ?)が星座というのもなんだか変な感じだ。

 

ところでこの星の並び、おうし座の顔の部分・ヒアデス星団とそっくり。

角が短いのでシカっぽく見えると常々思っている。

自分が名づけるならシカ座としたい。

DATA

ボディ CANON EOS KISS DN(6000円)
レンズ CANON EF50mm f/1.8Ⅱ(9000円)
フィルター Kenko MCプロソフトンB(ソフトフィルター)(500円)
シャッター速度 10秒×4枚(各80%)
絞り F1.8  ISO感度 400
焦点距離 50mm(35mm判換算80mm)

久しぶりに外で星の写真を撮ったら・・・

屋外星撮り。

普段は2階の窓から撮影しているが、今日は素晴らしく星が良く見えるので久しぶりに外で星撮りしてみることに。夏~秋のように蚊に悩まされることがないのは嬉しいのだが・・・えらい寒い・・・手が痛い・・・冬ってこんなに寒かったっけ?

 

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M31アンドロメダ銀河&M33

屋内からは見えない、天頂付近のアンドロメダ座を撮影。

M31アンドロメダ銀河は肉眼では薄っすらぼんやり見える程度であまり面白くない。

写真でも、広角(35mm判換算80mm)だとこの通りあまり面白くない。

だが追尾撮影なしではこれくらいの焦点距離が限界か。

 

アンドロメダ座の中心星ミラクはオレンジ色の2等星。

そのミラクをはさんでM31と反対にあるのがさんかく座の銀河M33

M31と比較するとかなり暗く、肉眼では分からない。

DATA

ボディ CANON EOS KISS DN(6000円)
レンズ CANON EF50mm f/1.8Ⅱ(9000円)
フィルター Kenko MCプロソフトンB(ソフトフィルター)(500円)
シャッター速度 13秒×4枚(各80%加算合成)

絞り F1.8  ISO感度 400
焦点距離 50mm(35mm判換算80mm)

マイナー星座列伝~こじし座編

冬真っ只中のこの時期でも、深夜遅い時間になると「春の星座」であるしし座ものぼってくる。で、このしし座の背中の上に乗っているのが今夜の主役こじし座

しし座のおおぐま座の間がなんか空いてるから・・・と言う理由(たぶん)で作られた星座。f:id:albinopri:20131221214110j:plain

肉眼ではまわりの明るい星にまぎれておとんど分からない。

形も線状なのでどのあたりが「小獅子」なのかもさっぱり分からない。

あってもなくても良いような残念な星座。

 

DATA

ボディ CANON EOS KISS DN(6000円)
レンズ TAMRON 28-80mm 1:3.5-5.6(500円)
フィルター Kenko MCプロソフトンB(ソフトフィルター)(500円)
シャッター速度 15秒×4枚加算合成
絞り F3.5 ISO感度 800
焦点距離 28mm(35mm判換算約45mm)
画像処理 トリミング ガンマ補正

 

コリメートdeメシエ天体~とも座散開星団M93編

三度登場のとも座

M46&M47とは異なりとも座本体に近いM93

ま、「とも座」と言われても場所の見当もつかない。おおいぬ座の背中あたりと言ったほうが分かりやすいだろう。冬の天の川が流れている星域でおびただしい数の散開星団(主に暗いNGC天体)が存在する。

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M93 光度6.0等 視直径18'

110個あるメシエ天体は後半になってくると暗く小さなものが多くなってくる。

明るく分かりやすいものから登録していったからそうなったのだろう。メシエナンバー93の本星団もややサイズが小さい散開星団だ。

右側にあるオレンジ色の2つ並んだ星(ともに8等星)がなんか生物の目っぽい。

クモっぽく見えるのでスパイダー星団と命名(勝手に)。

DATA

ボディ CANON PowerShot A720IS(560円)
シャッター速度 15秒×2枚 ISO感度 400

望遠鏡
セレストロン NexStar102GT(18500円)口径 102mm
合成F値 2.8 合成焦点距離 1750mm×1.6倍(デジタル)=2800mm
アイピース PL20mm(1200円)デジタルカメラアダプタ(1500円)

コリメートdeメシエ天体~オリオン座散光星雲M78・・・見えない編

もう一つの散光星雲

メシエ天体、星雲の代名詞と言えばM42オリオン大星雲であるが、そのM42のすぐ近くにも実は似たタイプのメシエ天体の散光星雲がある。それがM78

ウルトラマンの故郷、「ウルトラの星」はこのM78であると言う設定らしい。

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M78 光度8.3等 視直径8'×6'

見えませんが・・・?

丸の中の、重星の周りがそうらしいのだが・・・見えない。

いや、なんかシミのようなものは見える。たぶんこれがM78なのだろうが

このレベルは一般的見解では「見えない」と言うのだろう。

が、天文趣味家にとっては「見えてる」レベルと思われる。

 

M42は簡単に撮影できるのにナァ。

DATA

ボディ CANON PowerShot A720IS(560円)
シャッター速度 15秒×2枚 ISO感度 400

望遠鏡
セレストロン NexStar102GT(18500円)口径 102mm
合成F値 2.8 合成焦点距離 1750mm×1.6倍(デジタル)=2800mm
アイピース PL20mm(1200円)デジタルカメラアダプタ(1500円)