お金を掛けずに天体写真ブログ

高価な機材を用いることなく、ある程度の星空や天体を撮ることを目的としたサイトである

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コリメート撮影

「普通の」デジカメで土星を撮影。

星の撮れないデジカメで惑星を撮る 「星が撮れる」デジカメの条件はまずシャッタースピードが重要。 FUJIFILM FinePix F100fdは「マニュアルモード」なるものはあるが、シャッタースピードが1/4秒までしかない(花火モードでは8秒だがISO感度100固定!)、…

スピカと火星。

火星が見やすい位置に。 夜9~10時ごろに南東の空にあるおとめ座のスピカ&火星。 もっぱら屋内から星を見たり撮ったりするので、 自分にとってはちょうど「見やすい」位置なのである。 火星は4/14は地球に小接近するらしい(「小」ってのが微妙だが)。 …

コリメートdeメシエ天体~とも座散開星団M93編

三度登場のとも座 M46&M47とは異なりとも座本体に近いM93。 ま、「とも座」と言われても場所の見当もつかない。おおいぬ座の背中あたりと言ったほうが分かりやすいだろう。冬の天の川が流れている星域でおびただしい数の散開星団(主に暗いNGC天体)が存在…

コリメートdeメシエ天体~オリオン座散光星雲M78・・・見えない編

もう一つの散光星雲 メシエ天体、星雲の代名詞と言えばM42オリオン大星雲であるが、そのM42のすぐ近くにも実は似たタイプのメシエ天体の散光星雲がある。それがM78。 ウルトラマンの故郷、「ウルトラの星」はこのM78であると言う設定らしい。 M78 光度8.3等 …

コリメートdeメシエ天体~うさぎ座球状星団M79編

初登場、球状星団 このシリーズ、ほとんどが散開星団だったのだが今回はじめて球状星団が登場。 バラバラと散らばっている散開星団とは異なりギュッと密集しているのが特徴だ。 場所はオリオン座のすぐ下、かわいいウサギ座! M79 光度7.9等 視直径3' ちっさ…

コリメートdeメシエ天体~ぎょしゃ座・メシエ三兄弟再撮影

冬は夜が長い 冬は空気が澄んでいるだけではない。気温が低いのでノイズが減るし、なにより日没が早いので撮影可能な時間帯が長いのだ。19:00くらいでも十分な暗さ。 ぎょしゃ座がちょうど室内からの撮影に適した角度(30~40°)だったのでメシエ三兄弟を再…

コリメートdeNGC天体~おおいぬ座散開星団NGC2362

約一ヶ月ぶりのコリメート撮影 超久しぶりに晴れ。 星が見えた日もあったが、いつ雲が掛かるか分からないのにわざわざ望遠鏡を引っ張り出すのも面倒だったので約一ヶ月ぶりのコリメート撮影となる。 同じ時間帯でも一ヶ月前より30°ほど星の位置が移動してい…

コリメートdeメシエ天体~いっかくじゅう座散開星団M50

月が明るいし、雨ばっかりだし、天体写真が撮れない! こういう時は過去に撮った写真のストックから出すしかない!! M50 光度6.3等 視直径15'x20' おおいぬ座とこいぬ座、二つの1等星シリウスとプロキオンを結んだ線状にあるメシエ天体。 なんか・・・コレ…

月が明るいとき、何を撮るか2。

月が明るくても撮れるもの ものすっごく明るい天体であれば月の明かりに負けずに撮影可能である。 普段あまり撮影対象にならないが、-4.2等級とアホほど明るい金星を撮ってみた。 満ち欠けします。 地球より内側を周る内惑星のため、月のように満ち欠けして…

月が明るいとき、何を撮るか1。

月が明るいと何も撮れない 満月前後の5日間程度は星撮りには最悪のコンディション。 月が明るすぎて星がまともに撮れない。 では、月が明るいとき、何を撮るか。 素直に考えると、月。無処理のスッピン。 いつものコンデジ・コリメート撮影で図ったように画…

コリメートdeメシエ天体~とも座散開星団M47

またまた登場しましたとも座。 M46のわずか1°ほどお隣さんに散開星団M47がある。 M47 光度5.2等 視直径25' 以前のエントリーの M46と比較すると明るい星を含んでいて見つけやすい。 でも暗い星がツブツブ~っと集まっている星団もかわいらしくて好き。 DATA…

コリメートdeメシエ天体~とも座散開星団M46&NGC2438

とも座って何? おおいぬ座の1等星シリウスの近くにあるメシエ天体だが、所属はとも座になるらしい。そんなマイナー星座知らん! M46 光度6.0等 視直径30' 写真中央よりやや左に惑星状星雲NGC2438があるらしいのだが・・・ぼんやり浮かぶ丸いシミがそうかな…

コリメートdeメシエ天体~おおいぬ座散開星団M41編

おおいぬの胸にあるメシエ天体 おおいぬ座シリウスのすぐ近くにあるのが散開星団M41。 「肉眼でも見える」とか「双眼鏡でよく見える」とかよく言われるメシエ天体だが、なんだが薄い雲っぽくしか見えなかった。昨シーズンは超旧式(おそらく20年落ち!)の8c…

コリメートdeメシエ天体~かに座散開星団M67&リアル蟹

カニ漁解禁 当地石川県ではカニ漁解禁でウヒョヒョな季節がやって参りました!! 卵を持ったズワイガニの雌(石川県では甲箱ガニと呼ぶ)が3~4匹で1000円ほどでスーパーに並ぶ。これと日本酒があればあとは何もいりません。。。 天体写真のブログじゃないの…

コリメートdeNGC天体~オリオン座NGC1981は肩透かし編

M42ついでに オリオン大星雲のすぐ上にもNGC天体があるらしい。しかも結構明るい!? M42ついでに撮りに行こう~。 NGC1981 光度4.6等 視直径25' う~ん・・・スペックだけ見ると具合の良い感じだが、実はまばらで面白みがない。散開星団は光度5~6等級くら…

コリメートdeメシエ天体~M42オリオン大星雲はもう楽勝!?

原点に戻る コンデジ・コリメート撮影を繰り返し、撮影のコツがわかってきた所で「原点」であるM42オリオン大星雲に戻って撮影することに。 火の鳥カッコイィ! ISO感度400に落として15秒×2枚。ノイズが低減された。 中心部にある明るい四重星トラペジウム…

コリメートdeNGC天体~いっかくじゅう座NGC2301編

NGC天体のハシゴ 次は「クリスマスツリー星団」の近くのNGC天体へ。 ところで、どうもまともに撮れるのは散開星団ばかりな気がする。まぁ星のツブツブ感好きだし良しとする! NGC2301 光度6.0等 視直径12' 視直径30'くらいで画角いっぱいに写るが、これはこ…

コリメートdeNGC天体~いっかくじゅう座NGC2264「クリスマスツリー星団」編

調子に乗ってNGC天体 メシエ天体を一通り撮ったあと、ついでに近くにあるNGC天体を撮ってみることに。 NGC天体は数千に及ぶ膨大な天体を収録したカタログだが、光度12等級以下の天体もゴロゴロしているクセモノである。NexStar102GTの架台の自動導入にはこう…

コリメートdeNGC天体~ペルセウス座「二重星団」編

ペルセウス座二重星団 M34が思いのほかまばらで面白くなかったので、次はカシオペア座と境界付近にある「ペルセウス座二重星団」へGO! 二重星団はメシエ天体ではないが、メシエ天体より立派! NGC(New General Catalogue)と言う数千に膨大な数を有する天…

コリメートdeメシエ天体~ペルセウス座散開星団M34編

本日も空の状態大変よろしい!コリメートdeメシエ天体、いってみましょ~。 M34 光度5.5等 視直径35' ペルセウス座の腕のあたりにある散開星団M34。 スペックは散開星団としては大きく明るいほうだが、なんか・・・まばらだなぁ。M35の方が面白かった。 DATA…

コリメートdeメシエ天体~ふたご座散開星団M35編

木星帰りに。 木星撮影のついでに、近くにあるふたご座散開星団M35も撮って見ることに。 散開星団は広がりが大きくカメラ単体で撮影した広角の星空写真でも写り込んでくるのだが、コリメートではどうも失敗続きで上手く撮れていないのだ。 ボディ CANON Powe…

木星withガリレオ衛星。

ボディ CANON PowerShot A720IS(560円)シャッター速度 3.2秒 ISO感度 200 望遠鏡セレストロン NexStar102GT(18500円)口径 102mm合成F値 2.8 合成焦点距離 1750mm×1.6倍(デジタル)=2800mmアイピース PL20mm(1200円)デジタルカメラアダプタ(1500円) …

コンデジ・コリメート撮影でどこまで木星に迫れるか。

ボディ CANON PowerShot A720IS(560円)シャッター速度 1/13秒 ISO感度 100 望遠鏡セレストロン NexStar102GT(18500円)口径 102mm合成F値 17 合成焦点距離 10500mm×1.6倍(デジタル)=16800mmアイピース PL20mm(1200円)デジタルカメラアダプタ(1500円…

コンデジ・コリメート撮影練習中~ぎょしゃ座散開星団M36

ぎょしゃ座も天の川 「星雲・星団」は天の川周辺に偏在している。 冬の星座・ぎょしゃ座には3つのメシエ天体(M36/M37/M38)がある。 ぎょしゃ座のド真ん中には実は天の川が通っているのだが、天の川の「端っこ」に位置しているのであまり濃く見えない。 ボ…

コンデジ VS 一眼レフ・天体写真ガチンコ勝負~木星拡大撮影編

コンデジ VS 一眼レフ そりゃ答えは誰でもわかる。画質は一眼レフの方が良いに決まっている。 だが、望遠鏡を使った撮影、コンデジ・コリメート撮影と一眼レフ・拡大撮影 ではどうだろう。合成焦点距離約10000mmで撮影、画像処理後デジタル拡大で同じような…

先生、コンデジでもオリオン大星雲が撮れました。コリメートって貧乏撮影じゃなかったんですね。

ノイズがかなり目立つのでISO感度を400に落として・・・ 星雲の細かい模様も見えてきて・・・こっちの方が良いかも。

土星撮影のアナログ感がハンパない件。

土星はとても見ごたえのある天体だ 一般に見る美しい天体写真は超高価な機材で撮影した超美麗写真。 天体望遠鏡で同じ対象を見てもショボーンとするだけ。ぜんぜん見え方が違う。 その点、土星はイイ。50倍程度の倍率の入門機でも観察可能で、あの「輪っか」…

中秋の名月は携帯電話のカメラでトライしてみます?

「お金を掛けずに天体写真」と言うタイトルなのに一眼レフで撮った写真ばかりではマズい。月を撮るくらいなら携帯電話のカメラで十分だ(???)。 ヤフオクで100円で落札した天体望遠鏡の接眼部(アイピースは手持ちのちょっとイイモノ)に携帯のカメラを…