お金を掛けずに天体写真ブログ

高価な機材を用いることなく、ある程度の星空や天体を撮ることを目的としたサイトである

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2013-01-01から1年間の記事一覧

久しぶりに外で星の写真を撮ったら・・・

屋外星撮り。 普段は2階の窓から撮影しているが、今日は素晴らしく星が良く見えるので久しぶりに外で星撮りしてみることに。夏~秋のように蚊に悩まされることがないのは嬉しいのだが・・・えらい寒い・・・手が痛い・・・冬ってこんなに寒かったっけ? M31…

マイナー星座列伝~こじし座編

冬真っ只中のこの時期でも、深夜遅い時間になると「春の星座」であるしし座ものぼってくる。で、このしし座の背中の上に乗っているのが今夜の主役こじし座。 しし座のおおぐま座の間がなんか空いてるから・・・と言う理由(たぶん)で作られた星座。 肉眼で…

コリメートdeメシエ天体~とも座散開星団M93編

三度登場のとも座 M46&M47とは異なりとも座本体に近いM93。 ま、「とも座」と言われても場所の見当もつかない。おおいぬ座の背中あたりと言ったほうが分かりやすいだろう。冬の天の川が流れている星域でおびただしい数の散開星団(主に暗いNGC天体)が存在…

コリメートdeメシエ天体~オリオン座散光星雲M78・・・見えない編

もう一つの散光星雲 メシエ天体、星雲の代名詞と言えばM42オリオン大星雲であるが、そのM42のすぐ近くにも実は似たタイプのメシエ天体の散光星雲がある。それがM78。 ウルトラマンの故郷、「ウルトラの星」はこのM78であると言う設定らしい。 M78 光度8.3等 …

コリメートdeメシエ天体~うさぎ座球状星団M79編

初登場、球状星団 このシリーズ、ほとんどが散開星団だったのだが今回はじめて球状星団が登場。 バラバラと散らばっている散開星団とは異なりギュッと密集しているのが特徴だ。 場所はオリオン座のすぐ下、かわいいウサギ座! M79 光度7.9等 視直径3' ちっさ…

コリメートdeメシエ天体~ぎょしゃ座・メシエ三兄弟再撮影

冬は夜が長い 冬は空気が澄んでいるだけではない。気温が低いのでノイズが減るし、なにより日没が早いので撮影可能な時間帯が長いのだ。19:00くらいでも十分な暗さ。 ぎょしゃ座がちょうど室内からの撮影に適した角度(30~40°)だったのでメシエ三兄弟を再…

コリメートdeNGC天体~おおいぬ座散開星団NGC2362

約一ヶ月ぶりのコリメート撮影 超久しぶりに晴れ。 星が見えた日もあったが、いつ雲が掛かるか分からないのにわざわざ望遠鏡を引っ張り出すのも面倒だったので約一ヶ月ぶりのコリメート撮影となる。 同じ時間帯でも一ヶ月前より30°ほど星の位置が移動してい…

マイナー星座列伝~エリダヌス座

川の星座 オリオン座の足元から繋がる星座がエリダヌス座である。 エリダヌスって何???実は川の名前。 「川」の星座と言うなんとも掴みどころのない星座。 この写真に写っているより倍以上の長さがあり、焦点距離45mmでは全く収まりきらない。 この川をた…

冬の北陸は天気が悪い!!!

とにかく星が見えない。 冬の北陸(日本海側全般)はとにかく天気が悪い。 ここ3週間ほど毎日雨が降り、晴れの日がない。 当然星も見えないのでブログの更新も困難になる (写真のストック尽きてます・・・)。 1時間前まで雨が降っていたが、雲の切れ間にオ…

父子競演~木星とふたご座

ふたご座のカストルとポルックス ふたご座の頭にあたる星、カストルとポルックスは大神ゼウスの子供にあたる (もっともゼウスは色んなところに子供を作っているのだが・・・)。 今シーズンの木星はふたご座にいるので春までこの競演が楽しめる。 でも父ち…

アイソン彗星・・・消滅!!

話題(だった)アイソン彗星は太陽の熱やらなんやらで崩壊・消滅してしまったらしい。。。 まさか11/17撮影の写真が遺影になってしまうとは・・・トホホ。 ラブジョイ彗星もよく見えてるらしいから撮って見るかなぁ・・・。

合成F値・合成焦点距離を自動的に計算できるようにしてみた。

コリメート撮影時の重要な数値、合成F値・合成焦点距離。 特に難しい計算にはならないが、いろいろ条件を変えて計算しているとなかなか面倒臭い。そこでJavaScriptで簡単に自動計算できるページを作ってみた。 http://hoshi2.com/25.html これでケータイの電…

ソフトフィルターなしで星像を大きくする裏技~秘技!ピントずらし

ファンタジ~な星写真 まず、これを見て頂きたい。 さてこのファンジー感あふれる写真は何でしょう。。。 答えは・・・オリオン座! 本来無限遠に合わせるべきピントを間違って逆方向にピントリングを回してあえてピントをずらしてボケさせた写真である。星…

コリメートdeメシエ天体~うみへび座散開星団M48

またマイナー星座が・・・ こいぬ座の下のほうにあるメシエ天体なのだがこれも所属はうみへび座・・・うみへび座本体からかけ離れた端の端に位置しているので、もう所属星座とかはあんまり考えないほうがいいかもなぁ。 M48 光度5.5等 視直径35' 同じくらい…

コリメートdeメシエ天体~いっかくじゅう座散開星団M50

月が明るいし、雨ばっかりだし、天体写真が撮れない! こういう時は過去に撮った写真のストックから出すしかない!! M50 光度6.3等 視直径15'x20' おおいぬ座とこいぬ座、二つの1等星シリウスとプロキオンを結んだ線状にあるメシエ天体。 なんか・・・コレ…

1等星プロキオンのための星座~こいぬ座

星が二つだけの星座 はい、こいぬ座。・・・どれって? 左の明るい星とその上の3等星を結んだものがこいぬ座。 星が二つだけと言う、なんとも奇妙な星座。この一本の直線だけでそれを「こいぬ」と見立てるのだから昔の人は想像力が豊か過ぎたのだろうか。 …

天体望遠鏡の鏡筒にカメラを取り付けできるように自作してみた。

アクセサリーバンド自作 天体望遠鏡の鏡筒にカメラを取り付けできるようにする部品はアクセサリーバンドと呼ばれるらしい。望遠鏡に追尾機能があれば、カメラを赤道儀に付けた時のように長時間露出時でも星を点像に写すことができる・・・ハズ。 ただ、このN…

月が明るいとき、何を撮るか2。

月が明るくても撮れるもの ものすっごく明るい天体であれば月の明かりに負けずに撮影可能である。 普段あまり撮影対象にならないが、-4.2等級とアホほど明るい金星を撮ってみた。 満ち欠けします。 地球より内側を周る内惑星のため、月のように満ち欠けして…

月が明るいとき、何を撮るか1。

月が明るいと何も撮れない 満月前後の5日間程度は星撮りには最悪のコンディション。 月が明るすぎて星がまともに撮れない。 では、月が明るいとき、何を撮るか。 素直に考えると、月。無処理のスッピン。 いつものコンデジ・コリメート撮影で図ったように画…

アイソン彗星撮影チャレンジ2013.11.17 AM5:00

巷で話題のアイソン彗星 大彗星との呼び声高いアイソン彗星が5等級程度まで増光したとの情報を受け、アイソン彗星撮影チャレンジを慣行することに。 春のパンスターズ彗星の時は夕方に見えたが、今回は朝日が昇る前に見えてくる。 この時間に起きて撮影した…

コリメートdeメシエ天体~とも座散開星団M47

またまた登場しましたとも座。 M46のわずか1°ほどお隣さんに散開星団M47がある。 M47 光度5.2等 視直径25' 以前のエントリーの M46と比較すると明るい星を含んでいて見つけやすい。 でも暗い星がツブツブ~っと集まっている星団もかわいらしくて好き。 DATA…

フィルターネジのないコンデジでソフトフィルターを使う

コンデジではソフトフィルターは使えない? 星空写真を撮る際、星像を大きくするソフトフィルターは必須アイテムである。 ただし、フィルターを取り付けるにはフィルターネジのついたカメラが必要になる。 コンデジには基本的にフィルターはつけられない。一…

コリメートdeメシエ天体~とも座散開星団M46&NGC2438

とも座って何? おおいぬ座の1等星シリウスの近くにあるメシエ天体だが、所属はとも座になるらしい。そんなマイナー星座知らん! M46 光度6.0等 視直径30' 写真中央よりやや左に惑星状星雲NGC2438があるらしいのだが・・・ぼんやり浮かぶ丸いシミがそうかな…

コリメートdeメシエ天体~おおいぬ座散開星団M41編

おおいぬの胸にあるメシエ天体 おおいぬ座シリウスのすぐ近くにあるのが散開星団M41。 「肉眼でも見える」とか「双眼鏡でよく見える」とかよく言われるメシエ天体だが、なんだが薄い雲っぽくしか見えなかった。昨シーズンは超旧式(おそらく20年落ち!)の8c…

目立ちすぎちゃって困るわ~おおいぬ座1等星シリウス

-1.4。 木星や金星などの惑星以外で、全天一明るい星がおおいぬ座のシリウスである。 冬の大三角を構成する1等星の一つだが、実は現在光度-1.4等。 1等星より明るいマイナス等級なのだが、便宜上1等星とされている。 冬の大三角を構成するベテルギウス、プ…

コリメートdeメシエ天体~かに座散開星団M67&リアル蟹

カニ漁解禁 当地石川県ではカニ漁解禁でウヒョヒョな季節がやって参りました!! 卵を持ったズワイガニの雌(石川県では甲箱ガニと呼ぶ)が3~4匹で1000円ほどでスーパーに並ぶ。これと日本酒があればあとは何もいりません。。。 天体写真のブログじゃないの…

コリメートdeNGC天体~オリオン座NGC1981は肩透かし編

M42ついでに オリオン大星雲のすぐ上にもNGC天体があるらしい。しかも結構明るい!? M42ついでに撮りに行こう~。 NGC1981 光度4.6等 視直径25' う~ん・・・スペックだけ見ると具合の良い感じだが、実はまばらで面白みがない。散開星団は光度5~6等級くら…

コリメートdeメシエ天体~M42オリオン大星雲はもう楽勝!?

原点に戻る コンデジ・コリメート撮影を繰り返し、撮影のコツがわかってきた所で「原点」であるM42オリオン大星雲に戻って撮影することに。 火の鳥カッコイィ! ISO感度400に落として15秒×2枚。ノイズが低減された。 中心部にある明るい四重星トラペジウム…

コリメートdeNGC天体~いっかくじゅう座NGC2301編

NGC天体のハシゴ 次は「クリスマスツリー星団」の近くのNGC天体へ。 ところで、どうもまともに撮れるのは散開星団ばかりな気がする。まぁ星のツブツブ感好きだし良しとする! NGC2301 光度6.0等 視直径12' 視直径30'くらいで画角いっぱいに写るが、これはこ…

コリメートdeNGC天体~いっかくじゅう座NGC2264「クリスマスツリー星団」編

調子に乗ってNGC天体 メシエ天体を一通り撮ったあと、ついでに近くにあるNGC天体を撮ってみることに。 NGC天体は数千に及ぶ膨大な天体を収録したカタログだが、光度12等級以下の天体もゴロゴロしているクセモノである。NexStar102GTの架台の自動導入にはこう…