お金を掛けずに天体写真ブログ

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天体望遠鏡なしでメシエ天体を楽しむ。

メシエ天体とは?

詳細ははしょる(はしょるん?)が、簡単に言うとメシエと言う昔の天文学者が彗星と見間違えないように星雲・星団・銀河などに番号を振ったもので、110個ほどある。

「天体観測」と言うとまずこのメシエ天体が対象になることが多い。

ただし、暗くぼんやりした天体が多く裸視したところであまり面白くないと言うのがミソである。写真に撮ればそれなりに見えるが自動追尾などの機能を備えた天体望遠鏡が必要になり当然お金がかかる。

 

天体望遠鏡なしでメシエ天体は写るのか

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撮影日時 2013/07/09 00:09
CANON EOS KISS DN
シャッター速度 15秒×6枚加算合成
絞り F3.5
ISO感度 800
焦点距離 28mm(35mm判換算約45mm)バックグラウンド補正

肉眼で確認できるものも多少あるし、存在を確認するだけであれば天体望遠鏡なしでもその半分くらいは見つけられるのではないかと思う。

この写真はさそり座~いて座間の天の川であるが、メシエ天体の密集地で一枚の星野写真で10個程度のメシエ天体を一度に確認できる。

お金の掛からないメシエ天体の写し方

星野写真を写すように、カメラ単体で写せればお金はさほど掛からず敷居が低い。

広角側であれば星の日周運動の影響が少ないため長時間露出もしやすい。ただしごく小さくしか写らない。

焦点距離200~300mm程度の望遠レンズであればある程度はっきりした天体写真が撮れる可能性がある。望遠側になるに従い星の日周運動量は大きくなり、長時間露出はしにくくなるため高ISO感度・数秒の写真を加算合成する方法となるだろう。

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これは有名なM31アンドロメダ大銀河だが、トリミング・拡大して35mm判換算約135mm程度でこのサイズに写る。望遠レンズを使用してどこまで撮れるかが今後の課題である。

 

撮影日時 2013/09/10 23:31
CANON EOS KISS DN
シャッター速度 15秒×4枚加算合成
絞り F3.5
ISO感度 800

焦点距離 35mm判換算約135mm相当 トリミング・拡大