焦点距離1750mm F2.8の驚愕・コリメート撮影って実はすごいんじゃね?
コリメート撮影って実はすごいんじゃね?
前回の一眼レフ・拡大撮影とコンデジ・コリメート撮影のデータを比較して気付くことがある。コンデジ・コリメート撮影はほぼ同じ焦点距離でF値が約1/6になっているのだ。F値が小さいほど明るいレンズとなり、星が短時間で写る。
前回はズーム性能のみ考えていたためテレ端だったが、試しにワイド端で計算してみると、焦点距離1750mmでF値約2.8。
焦点距離1750mmでF値2.8・・・?
・・・え?
・・・・・・ええ?マジで?
直焦点撮影では焦点距離1000mm・口径102mmでF9.8。
絞りと明るさの計算はちと面倒な式になるが、F2.8とF9.8ではおよそ10倍ほど明るさが違うことになるだろう。つまり直焦点撮影で10分バルブ撮影していたものが1分(15秒×4枚加算合成)の露出で撮影出来てしまうことになる。あくまで計算上なのだが、これは驚異的な話だ。
通称サンニッパと呼ばれる300mmF2.8の大口径望遠レンズなんて、ぅン十万円もする。一生買いません、いや買えません。当然解像度は比較にならないが、星撮りは特殊な撮影だからまずは明るさ最優先。晴れたら早速試写だ!!!
よく考えると野鳥の撮影で一般的な「デジスコ」はこのコリメート撮影と同じ仕組み。鳥撮りの写真ってハッとするほど綺麗なものが多いし、明るさを生かしたコリメート撮影の潜在力はかなり大きいと思われる!