お金を掛けずに天体写真ブログ

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天体写真向けのレンズを考える(CANON EFマウント)

天体写真向けのレンズの条件

星空の写真を撮る場合は「星が流れる」ことを回避するため広角側ができるだけ広いものが好まれる。

F値は小さいほど明るくなるので良いとされる。

これらが一般的に重視されるスペック。

明るいレンズに勝るものなし

天体望遠鏡では「口径の暴力」と言う言葉がある。

ビクセンやタカハシなどに代表される精度の高い、高額なブランド鏡筒より口径20cm~40cm、またはそれ以上と言う超大口径ながら簡素な造りで安価な「ドブソニアン」と呼ばれる大口径望遠鏡の方が明るくよく見えると言う格言である。前回のコリメート撮影の合成F値の小ささが驚くほど好影響があったため、やはり天体写真は明るさ命、「F値の暴力」と言える部分があるだろう。

 

うちのはジャンク品で拾った28mm~80mm・F3.5のTAMRONレンズ(500円)だが十分撮れる。が、もうちょっとグレードアップできないものか・・・とも思う。

と言う訳で天体写真向けの(安い)レンズを考えてみる。

Canon 標準ズームレンズ EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS APS-C対応

EF-S18-55mm F3.5-.5.6 IS II 実売14000円程度

EOS KISSシリーズの標準レンズらしい。中古でボディだけ買ったので持っていない。

18mmと広角(35mm判換算29mm)なので20~25秒程度は星が流れる撮れるのではないかと思う。ただ、自分の場合は必ず短い露出の写真を数枚加算合成するのでこの秒数にはあまり興味がわかない。広角なので当然広い範囲の星空を写せることになるが、その分星像も小さくなる。かといってズームすればF値が暗くなる。ウ~ン。

Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 II フルサイズ対応

 EF50mm F1.8 II  実売9000円程度

大きなボケが楽しめる単焦点レンズとして人気があるようだ。そしてEFマウントのレンズの中で最も安い

F値が1.8と言うのは天体写真にかなり有利な、魅力的なスペック。

F3.5と比較すると約4倍明るいレンズと言うことになる(計算合ってれば)。

だが50mmと言うのはちょっと長すぎる。星が流れない露出時間は10秒程度だろうか。ソフトフィルターで多少はごまかしが利くはず。

ワイドコンバージョンレンズを使用して15秒くらい確保できれば使い勝手は良いだろう。

 

EF50mm F1.8 IIはヤフオクでも中古で5000円以上で取引されているので結構高い。一般のレンズと比較すれば格安レンズだが、ウチはボディ6000円だったので本体より高いレンズって・・・と思ってしまう。日常のスナップにも活躍しそうだし、う~ん、買おうかな~。

  

これら以外のレンズは高すぎる。却下!!!