お金を掛けずに天体写真ブログ

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天体写真用ソフトフィルターの効果測定。

ようやく天体写真用ソフトフィルターを試す

以前のエントリーで書いたが、ソフトフィルターを使用することにより明るい星がパッチリ大きく写るらしい。

http://hoshi2.hatenablog.com/entry/2013/09/13/220146

ここ一週間ほどは空の状態は良かったが生憎の満月のため試す機会がなかった。

薄雲が掛かっているがようやく月の出が20:00以降になったのでソフトフィルターの効果測定をすることに。ちょうど二階の窓から見えるぺガスス座~アンドロメダ座周辺を試し撮り。

ちなみに「天体写真用」と書いたが別に専用品ではない。

 

フィルターなし

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MCPROソフトンB(ヤフオクにて500円)を装着

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効果は歴然

そう、コレ。明るい星ほど大きくにじんでる感じ。これが撮りたかったのよ~!!

フィルターなしはノッペリした感じだがフィルターありはメリハリ肉付き感がある。

光度を調べてみると2~3等星レベルでも確かな効果が感じられる。

5~6等星あたりでは変化はあまりないよう。

それ以下の光度だと埋もれて消えてしまうものが出てくる。

星座を構成する星は肉眼で見える6等星までなので10等星くらいが消えても問題なし。

星が写り過ぎていると星座線が引きにくく、逆に星座が分かりにくくなるのでむしろ消えてもらったほうが良い。

ソフトフィルターは星座写真に最適なツールの一つと言えよう。

 

撮影日時 2013/09/23 19:47
CANON EOS KISS DN
シャッター速度 15秒×4枚加算合成
絞り F4.0
ISO感度 800
焦点距離 28mm(35mm判換算約45mm)ガンマ補正

Kenko カメラ用フィルター MC PROソフトン(A) 58mm ソフト描写用 358887

Kenko カメラ用フィルター MC PROソフトン(A) 58mm ソフト描写用 358887

新品ではフィルター径により2500円~4500円程度。

ケンコーの「ソフトン」は効果が弱い「A」と効果の強い「B」がある。