直焦点撮影練習中~M31アンドロメダ大銀河・完敗編
直焦点撮影練習中
せっかく自動導入・自動追尾天体望遠鏡NexStar102GTがあるのに実はあまり使っていない。
カメラ単体で星空写真を撮るほうが楽しかったから、だけではなく
望遠鏡を直結しカメラのレンズとして用いる「直焦点撮影」は意外と難しいのだ。
月のように数百分の1秒のシャッタースピードで撮影できるなら簡単なのだが
対象となる「メシエ天体」などの天体は果てしなく暗く、そして淡い。
総露出時間は数分以上は必要となる。当然時間もかかる。
とりあえずM31アンドロメダ大銀河を撮ってみよう
M31は肉眼でも双眼鏡で覗いても、存在は確認できる。ただし薄~~い小さい雲のようにしか見えず面白くもなんともない。地球からもっとも大く見える系外銀河M31でその程度である。長時間露光した写真でなければあの姿を拝むことはできないのだ。
ただ、標準の広角レンズで撮っても豆粒程度にしか写らないので焦点距離1600mm相当の「直焦点撮影」にて挑む。
撮影日時 2013/10/01 19:23
CANON EOS KISS DN (6500円)
シャッター速度 30秒×2枚加算合成
ISO感度 800
総露光1分ではこの程度。そして・・・面倒臭い。
星空写真では1分の露光で十分見れるものができるが直焦点撮影では少なくとも数分は必要。望遠鏡が揺れないように身じろぎ一つせず待ち続けるのは苦痛である。
バルブ撮影に切り替え
面倒。2枚で飽きた。
シャッターを押している間だけ露光のできる「バルブ撮影」に切り替えることに。
これだとシャッタースピードのマニュアル設定時間30秒の縛りなくいくらでも露光できる。レリーズのシャッターロックさえしてしまえばシャッターを押し続ける必要もなく、あとは時間が来るまで放っておくだけ。手抜き万歳!
5分ほど放置して、さあ撮れてるかな・・・
シャッター速度 315秒
明るくなったけど・・・なんかシラスのようなものがいっぱい!
この不定形な星の伸びかたは日周運動によるものではないだろう。
恐らく望遠鏡周りでドタバタして振動したためだろう。
っつーか、よく見るとピントも合ってない(涙
・・・う~ん、やっぱり直焦点撮影難しいのぅ。。。